一部搬入しました・・・
Posted 2009年3月31日
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4月1日より墨画を展示させていただく
宮城第一信用金庫『みやしんギャラリー』さんに
新作『さくら』を搬入してきました。
今回は歩道に面したショウウィンドウという感じなので、
通りすがりの方も気にとめてくれると嬉しいです。
(時間内はGALLERYにも入れます)
いつもお世話になっている『有隣堂』さんが飾ってくださいました。地下鉄五橋駅の近くにある表具やさんです。毎度の事ですが・・・シワのよった状態から、表具やさんの手に渡り、ピシッと裏打ちされ額に入れられ戻ってくると、作品は魔法がかかった様に見違えるのです。一先ず描いていた絵が完成と思われる時・・・(ここまで!と見切りをつけた時)雅印をおすわけですが、サインして落款印という節目よりはこの綺麗に表装された状態を、自分の目で初めてみた時・・・なんとも云えない感情です。自分で描いた作品という感覚は無くなるのが不思議です。それにしても表具屋さんというお仕事はスゴイ!ものすごい緊張というかプレッシャーが隣合わせ・・・預かった作品はすべてが作者の想いが入った1点もの。お子様を預かるようなものですよね。弁償や変わりに・・・という事が出来ない責任の重さ。失敗は許されない・・・寿命が縮まりそう!と笑ってましたが、本当にそう思います。でも、弟子たちを育てるために必要なのは「経験」を重ねさせること・・・。「だから、自分が受けた仕事をさせるのではなく直接お客様のお顔をみて仕事を受けるところからさせるんです。その方が責任を持って取り組むし、緊張感が違うし、想いも入ります。」搬入が一段落した頃、有隣堂さんからそんなお話をうかがいました。作業ではなく仕事として、お客様の喜ぶ顔が何より意識を変えるのでしょうね。無から創り上げるアーティストとは違って有るモノを輝かせて、見違えるモノにする職人技は、とても重要で深いお仕事だな~と、納品してもらう日にいつも感じます。表装だけではなく、このようにビシッとカッコよくディスプレイしてくれます。目線の位置や、その空間を落ち着かせるテクニックは経験とセンスだな~と、搬入をお手伝いいただく度に感謝です・・・。「さくら折り本」も「ぱた本屋」ながさわゆうこ先生のご協力により展示いたしますので、ご高覧いただけると幸いです。『一関恵美墨画展示』みやしんギャラリー本店(南町通り・宮城第一信用金庫本店)仙台市青葉区中央3-5-174月1日~30日 平日9:00~17:00
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