銀河鉄道の夜
Posted 2010年6月30日
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6月26日、28日の2日間お届けいたしました 『銀河鉄道の夜』
原作/宮沢賢治
朗読・脚本/荒井真澄
ギター・作曲/小関佳宏
ヴァイオリン/佐藤実治
墨画/一関恵美
脚本アドバイス/佐藤直樹
賢治の言葉
『世界がぜんたいしあわせにならないうちは個人の幸福はありえない』
(農民技概論網要より)
『これらの私のお話は、みんな林や野原や鉄道路線やらで、虹や月明かりからもらってきたのです』
(童話集「注文の多い料理店」序文より)
私も 墨で描いた「さくら」 の展示と
出演者三人の衣装を描かせていただきました。
こんな機会をいただき すてきな巡り合わせに感謝しています。
それぞれのイメージから ヴァイオリンの佐藤実治さんは薔薇、
ギターの小関さんはクローバーと白い小さなお花
背中には 「月」・・・
荒井真澄さんには さくら・・・妖精もとんでいます。
以下、ご来場いただいた皆様へ
荒井さんからのメッセージを添付させていただきます。
・・・・・ご挨拶・・・・・・
本日はお忙し中のお運びありがとうございます。
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」
多くの皆様に愛されているこの大作をこのたび朗読させていただく機会をいただきました。
私は子どもの頃、この物語を最後まで読むことができませんでした。
あまりにも難解な気がして、何度も読みかけては本を閉じてしまったのです。
今朗読するにあたり、皆様に届くようにと考えて何度も何度も読み進めてみるうちに、
はじめはぼんやり、そしてだんだん見えてきたものもあります。
少しだけ賢治さんが何を書きたかったのか
わかったような気もするのです。
それが何かということは、想いがこめられた一文一文を声に出して読むとき
現れるのかも知れません。
そうであれば幸いです。
今回は原作をできるだけ生かすように心掛け、約80分にまとめました。
ギター奏者小関佳宏さんにより生み出された主題歌をはじめとするこの物語にふさわしい
メロディーとギターの調べ、佐藤実治さんによる琴線をゆさぶるヴァイオリンの音色、
墨画作家・一関恵美さんによって描かれた出演者の衣装と背景の銀河のように流れる桜の画、
「銀河鉄道の夜」の舞台は整いました。
声と弦の音色と墨画が紡ぎだす色鮮やかな世界、どうぞさいごまで想像の翼を広げて自由にお楽しみ下さい。
2010年6月
ボイスパフォーマー 荒井 真澄
※尚、今回キャンセル待ちでお受けしていた方、ご都合が悪く参加できなかった方からのご要望も多数いただき、
7月7日 夜7時より「銀河鉄道の夜」追加公演が決定しました。
チケットご希望の方はお電話にて ご予約ください。 皆様のおこしをお待ちしております。
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