秋保・木と漆のギャラリー「樹の詩」へ
Posted 2011年9月20日
on:- In: イベント | 墨画 ichinoseki emi | 教室 | 未分類
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仙台から気軽に行ける秋保温泉、そこから少し先へ・・・名所「秋保大滝」の斜め向かいにある木と漆の工房に伺いました。
「出会いを、大切に」 自然に包まれた民家が
木芸・鈴木亨さん、漆芸・鈴木紀子さんご夫妻が創る
欅の大きなテーブルや箪笥から お箸やカップまで・・・
ひとつひとつ 鈴木さんのお人柄があらわれている あたたかい木工が並んでいます。
日本を感じる漆の赤、黒って なんて深いんだろうと しばらくこの場所で木に囲まれていると
ぼ~っと 動けなくなるくらい 安心して落ち着いてしまいます。
いつもにこにこ、とっても優しく迎えてくれる鈴木さんご夫妻、
木の食器って手で持っても口当たりも熱くならないので
珈琲はあつあつなのに 器は手で包んでもてて ほっとします。
鈴木さんとは 去年「りらく・もの創り展」でご一緒してから
創作のお話をさせていただいて、ご主人から「墨と木、いつか一緒につくりましょうよ」と会場で言って頂きながらも どんな絵が木にかけるんだろう、墨と木はどんなふうに馴染めるのか・・・
そんな想いを抱きながら、あっという間に一年が経ち、 また同じ展示会で再会できました。
やっぱりご縁があったのか 今年はなんと 展示場所もお隣。。。
期間中ゆっくりとアイディアをだしあったり 一歩一歩コラボ実現にむけて進むことができています。
ギャラリーにうかがったこの日は、墨道具一式持参して、
用意してくれた桜の木に 緊張しながら 墨をのせてみました。
奥の部屋で あれこれ 木と水と墨と・・・
「こんにちは。はじめまして。」 って 木にふれたり、なでたり、
ご挨拶させてもらった感じです。
結局 板を何枚か家に持ち帰らせてもらって
夜、じーっくり 木をみていると
ギャラリーを「樹の詩」と名付けた気持ちが なるほど~ってわかってきました。
木は そのままで 月日を重ねた力があってパワーがある!
桜の木の板にふれていると ぬくもりが伝わって いろんな元気を貰えるみたいです。
そして・・・「こう描いて」っていわれるみたいな気がして
自分は無になって 何も考えず、木にお任せしていると 融合できるみたいです。
ゆだねると、 木目の流れや 自然が生んだ穴やくぼみが
どう生かされたいかっていう メッセージをくれるので
自分が何かを描く というよりは、
流れに任せる楽さで よみとってあげられるような、素直でストレートな純粋な状態でむきあうだけで きっと生かせるなにかが 自然に生まれてくれるかもしれない!
現に、描いていて とっても楽しくて幸せです。
木に描く・・・という 初めての機会とチャンス、そして宿題をいただき、ありがとうございました。
どんなふうに仕上がって 進んでいくのか 、職人であり芸術家であるお二人と模索しながら
いいものを作り上げていく今の工程が、ホントウに幸せだと 今に満足もしています・・・。
また今日も 夢膨らむ一日でした。。。
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