タルトタタンのジャム
Posted 2011年11月29日
on:今月のジャム講座は、旬のりんご「紅玉」を使った
「タルトタタンのジャム」
今回はりんごの中でも日本では小ぶりで酸味の強い「紅玉」を使いました。
紅色が鮮やかで、実が締まっている物が良いとされ、
冬のお菓子作りには欠かせない果物です。
「タルトタタン」は、フランスの伝統菓子。
パリ南方のソローニュ地方でホテルを営むタタン姉妹の妹が、リンゴのタルトを焼く時に、うっかりタルト生地を入れずに焼いてしまった事から生まれた、
とっても美味しいタルト。
、
この伝統菓子に使われるのは、酸味の強いりんご。
そんなフランスのりんごに近く、酸味の強い紅玉を使って、砂糖とバターで作ったキャラメルで炒めていきます。
今回はフライパンを使って作る、少し変則的なジャム。
だからこそ、ちょっぴり特別でリッチなジャム。
バターをふんだんに使用し、焦がした砂糖の香りと、
バニラの香りが、冬の到来を感じさせる。
濃厚な味だからこそ、冬の味とのマリアージュは得意。
今回ジャムと合わせたのは、こちら。
この日のメニューは、
・チキンのプロバンス風煮込み
・さつまいもと紫キャベツを使ったキャロットラペ
・お手軽O型向けのクレマカタラナ
この料理に合わせたお酒は、
・カステル バロン ド レスタック
フランスはボルドーの白ワイン
ノンアルコールは
・fromFRANCEのスパークリングアップル
煮込みメニューには、りんごの酸味とバターのコクが深みを与え、
シンプルなサラダドレッシングには、
果物の華やかな香りと甘味が、複雑な味を演出してくれます。
クレマカタラナは、生地やココットの下にジャムを隠し、表面のキャラメリゼ。「コン、コン」と崩しながら楽しみます。
10月下旬から1月くらいまで楽しめる果物ではありますが、紅玉の需要は伸び悩んでいます。
こんなにも手作り菓子やジャムを美味しくしてくれる果物を放っておく手はないですよ!
スーパーでは見かけなくなってきた紅玉。
ぜひ仙台市場で見かけたら、タルトタタンのジャムを思い出して、さらに手にとっていただければと思います。
来月のジャム講座はお休みして、
次回は1月になります。
なにジャムを作るかはまだ決定ではありません。
決まり次第告知させていただきます。
ご参加お待ちしております。
ジャム作家/salz(ザルツ)
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