コンサートを終えて
Posted 2015年4月17日
on:古典調律で整えられたこのピアノで
生きたことのない時代にさかのぼる体験ができた昨夜のコンサート。
以下 ピアニスト齋藤卓子さんよりメッセージです。
サロンコンサート《いざなう月の琴》、お陰様を持ちまして無事終了致しました。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました。
ヴェルクマイスター音律でスカルラッティを弾くのは初めての試みでしたが、
思い掛けないほど刺激に満ち、響きの中に強く現れる作曲家の個性を感じながら、
楽器に促されつつ心地良く演奏に臨むことが出来ました。
アンコールにショパンのノクターンop.9-2を弾いたのはほんの思い付きでしたが、
今回の演目全ての流れがこの曲をもって最終的に1つにまとめ上げられ、
凝縮した何かが解けたような感がありました。
お客様も同じような印象をお持ちになったご様子で
帰り際にそれぞれのご感想をお聞かせ下さいました。
回を重ねてコンサートへお越し下さっている方々が未知の音楽に対してもご自身の感性をもって向き合い、
真摯に受けとめて下さっていることがとても嬉しく、大きな励みとなりました。
調律師の小田島智さま
アクテデュース主宰の一関恵美さま
カフェサービスを担当して下さった和草さま
今回も大変お世話になりました。未定ながら(笑)、次回もどうぞよろしくお願い致します。
皆様と時間と空間を共有できた幸せに深く感謝致します。
齋藤卓子♪
タグ: ヴェルクマイスター調律
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