いざなう月の琴、中秋の名月に
Posted 2019年9月15日
on:サロンコンサート《 いざなう月の琴 》vol.27
昨日(9/13)無事終了致しました。お集まりくださった皆様、ありがとうございました!
今回は「シューマンのピアノ曲で綴る『智恵子抄』」と題して演奏のみならず私の朗読もお聴き頂きました。読み手としてはやはり拙さがありましたが、声にして読み上げることで詩の持つテンポや言葉のリズムがまるで音楽のように感じられ、その瞬間瞬間に生まれる感情の鮮烈さに自分が反応して行くのも面白く、「私にとっては朗読もまた演奏と同じなのだな」との思いを強くしていました。
後で教えて頂いたのですが、『智恵子抄』を読み、演奏している間はお客様の殆どが目を閉じて聴き入ってくださっていたそうで、詩の物語性を音楽と共に追いながら、私が描いた『シューマンと智恵子抄』の世界に、私が願っていた以上に没入して頂けたようでした。
大変緊張もしましたが、愛してやまないもの・面白いと思うものをお客様に打ち出した清々しさと、サロンという場を楽しみ、共に分かち合えた喜びで胸がいっぱいです。
終演後は雲間に中秋の名月が顔を覗かせてくれ、ご褒美を頂いたような気持ちになりました。
居合わせてくださった皆様、本当にありがとうございました!
次回のサロンコンサート《 いざなう月の琴 》vol.28は、2019年11月1日(金)の晩に開催致します。
友人のピアニスト 福士恭子さんをお迎えして、連弾やそれぞれのソロをお楽しみ頂く予定です。
福士恭子さんはフィンランドに住まわれていたご経験から、フィンランド所縁の音楽をお聴かせくださいます。
盛り沢山な会になることと思います。どうぞご期待ください!
ピアニスト 齋藤卓子
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