松本ピアノ日記②
Posted on: 2010年8月30日
調律師・小田島さんの手によって進められている“松本ピアノ”の修復ですが、
“音がでるピアノ”となって 心臓部分を戻すところまで順調に進みました。
これは 修復前の写真。
ガタガタと不揃いで、音も出たり出なかったり
音階も狂っていて・・・
とても弾ける状態ではありませんでした。
小田島さんがご自宅で内部を復元、
今日、再びはめ込み 何度か調律を繰り返して下さいました。
小田島さんが一番心配していた 弦の切れもおこらず、
板が割れることもなく、
第一段階はクリアできた状況です。
とりあえず、けん盤を強く叩くようなフォルテッシモ抜きで・・・
優しく弾くぶんには大丈夫!と
小田島さんに笑顔で言われ・・・ホッと 一安心。
カビや錆びもおとされ
ピアノさん、
凛としてきました。
何十年と眠っていたわけですから、
パッっと いっきに完成!といかないところが
趣きの一つでしょうか。
しかも、
“優しく弾いてね・・・“と労わりながら
曲を選ぶ制限もまた
なにか新しい物語が生まれそうですね。
明日は写真家・大沼英樹さんが
このピアノを撮影にきてくれます・・・・。
(つづく)





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