Archive for 11月 2010
小さな書の教室
Posted 2010年11月30日
on:松本ピアノ日記⑨
Posted 2010年11月29日
on:『智恵子抄・冬』
~シューマンのピアノ曲と朗読で綴る愛の世界~
ピアノ演奏/構成 齋藤 卓子
朗読 / 荒井 真澄
・・・・
高村光太郎作『智恵子抄』
明治から昭和にかけて製造された松本ピアノ、
このピアノが作られた時代と 光太郎・智恵子が生きた時代が重なるという点でも
今回のコンサートは何かの重なりを強く感じました。
古楽器が大好きで専門に勉強された ピアニスト・齋藤卓子さんの
松本ピアノへの愛情をたっぷり感じるお話からも
修復の過程である今の段階の音色を
『味があるピアノ』として引き出し このピアノの持ち味を生かし演奏してくれました。
当日のパンフレットに記された一部より・・・
公演に先駆けての思いを書かれた、お二人からのメッセージをご紹介いたします。
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コンサート智恵子抄は、音楽と文学を融合させた新しい試みとして去年の秋に初演され
多くの方々にお楽しみ頂くとともに強い印象を持って頂く幸いに恵まれました。
こちらで第二段を開くことになった背景には『松本ピアノ』との出会いが大きく関わっております。
・・・詩と音を重ねることで、当時の風情や感情に想いを馳せつつ、大いに刺激を受けながら、
楽しくコンサートにむけて準備を進めてまいりました。
一緒に奏でるシューマンの音楽も、その幻想性が『智恵子抄』の世界を より色彩的、且つ劇的に広げる動力源になることと思います。・・・・・・・・・・・
荒井真澄さんの声とピアノの音、
シューマンと高村光太郎、
松本ピアノと齋藤卓子さんの演奏、
お越し下さったお客様お一人お一人と アクテデュースの空間・・・
必然的に思えたあらゆる条件が ぴったりと揃い
このひとときが成り立ったように思えた そんなコンサートでした。
それぞれの思いで 過ごされたことと思いますが
最後に書いて頂いた 皆様からのありがたく嬉しいお言葉は
今後の励みとなり、
出演者、準備に関わったスタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・ご来場 ありがとうございました。
3人のワークショップ
Posted 2010年11月28日
on:二日間オープンさせていただいた*AtelierLaDouceVie*
お菓子、フラワー、墨画
3人がそれぞれご紹介したいジャンルで、
はじめての方にも体験していただけるようなWorkshopをOPEN☆
暮らしに1つ 潤いを感じていただけるような・・・ものづくりの時間、
どのワークも みなさん夢中・・・ てしごとの醍醐味を共感しながら
あっという間に時間が過ぎていきました。
Workshop1
オーナメントクッキー作り・・・Yoshiko Konno
アイシングしてクリスマスのオーナメントになるクッキーを作りました。
白いレースのような繊細な模様をしぼり
きらきら宝石みたいに 小さな飾りをつけていきます。
もうみんな 無言!呼吸を忘れそうなくらい!手元に集中!
“ふ~うっ” 出来た!
もう食べるのがもったいない・・・
Treeやお部屋に飾って クリスマスを待つ時間を楽しんだり、
プレゼントにも喜ばれそうですね!
Workshop2
もみの枝でドア飾り・・・ Naoko Konno
フレッシュなグリーンの香りが広がり
ボリュームある大ぶりなもみの枝に
まつぼっくりや木の実 オーナメント・・・華やかなリボンをポイントにアレンジ。
存在感たっぷりのドア飾りを作りました。
Workshop3
墨画カードと木の実のフレーム作り・・・Emi Ichoinoseki
ゆったり墨を磨って、はがきにクリスマスのカードを描いてみました。
ほとんどの方が はじめての墨画。
絵心がないから私はむりかも~ と皆さんおっしゃってましたが
描いてしまえば なんとかなるのが墨画の面白いところ。
墨と紙がなんとかしてくれます!
初体験の方々に“墨画たのし~”といっていただけて
私も嬉し~!
個人的には 高校の恩師が墨画ワークに参加してくださり
何十年ぶり?の再会に びっくりしたのとありがたいのと・・・
まさか先生に先生するとは思わなかった!(笑)
恐縮です・・・
仕上げに けやき工房さんで1つ1つ作られた 天然木のフレームに入れて、
まわりに小さな木の実をアレンジして、更にオリジナル感あふれる作品に仕上げました。
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3人のワークショップ、いかがでしたでしょうか?
ワーク終了後
佳子さんが今回のAtelierオリジナルケーキ
“はちみつクリームのブッシュドノエル” でティータイム❤
2日間で終わってしまうのは勿体ないくらい
魔法にかかったようだ!と常連様には驚かれ・・・
アクテの空間はクリスマスリースや雑貨に囲まれていました。
今年で2回めとなった AtelierLaDouceVie
たくさんのお客様にご来場いただき
本当にありがとうございました❤
LaDouceVie*AtelierSHOPオープン
Posted 2010年11月26日
on:- In: イベント | フランス | 墨画 ichinoseki emi | 未分類
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松本ピアノ日記⑧
Posted 2010年11月25日
on:松本ピアノお披露目の会、
このピアノにゆかりのある方もいらして下さり、
修復により蘇ったピアノを楽しみ お客様と一緒にお祝いさせて頂きました。
いいものを長く使ってほしい・・・という調律師さんの思いや
ヨーロッパの音に近い音を目指して
松本ピアノは作られたのでは? というお話は大変興味深く
部品の1つ1つ国産にこだわり、職人の手によって作られたこだわりのこのピアノは
年間20~30台という少しの台数しか生産されなかったそうです。
今回の修復は「出来る限り このままの部品でなんとか当時の音を・・・」というコンセプトで進められました。
松本ピアノはスイートトーンとよばれていたそうですが
低音は重厚、中音はジューシー、高音はキラキラと華やか・・・
そして音が空中を弧を描いて飛ぶような・・・・というお話でした。
このピアノに似合う クラシックな曲を ピアニストさんが選び
古くからある楽器であるからこそ
新しく広がる音色に包まれたような気がしました。
28日(日)には シューマンと智恵子抄 という組み合わせで
またひと味違った ピアノをお楽しみいただけます。
16:00からの公演は 若干お席がございますので
参加ご希望の方はお早めにお申込みください。
(13:00からは完売となりました)
皆様のお越しをおまちしております。
「月明り、星の舞」ベリーダンス
Posted 2010年11月24日
on:月明り、星の舞・・・季節ごとにお届けしている“開運イベント!”
プロデュースは お茶を入れてみんなを癒すTeaセラピストでもある 仲野水美さん。
満月の夜、パワーにあふれた会場では 黄金のお酒と「王様のレストラン」シェフのお料理を頂きながら アクテデュース初!ベリーダンスのショーが繰り広げられ
別世界へ トラベル。。。。
☆☆アラビアンナイト☆☆
舞踊は撮影禁止!
の中・・・お許しを貰えたこの 美女たちのきちょ~な写真!
女性の最も綺麗な姿を披露するベリーダンスは神聖なる踊り。
左手をあげ神様と繋がる・・・というポーズからも
凛として 観ているほうも背筋がしゃきっとなります。
バレエやヒップホップ、フラメンコ・・・全てのおどりの始まり がベリーダンスだそうです。
美しさを極めた体の動きは とても神秘的な感動で
みんな ただただ 見とれるだけ。うっとり ! 初めて観るベリーダンスがこんなに目の前です!
その衝撃・・・お客様みんな固まっておりました。
が だんだんなれてきて ついつい体が動き出すこの原始的なアラブのタイコのリズム。
情熱的な恋のうたで 皆さまもベリーダンス入門!
基本の動きを教えていただき みんなで ?その気?になってみました。
そしてお料理!
満月プレート・・・・満月の夜をイメージして作った今夜限り
“魔法にかけられたお料理と時間をどうぞお楽しみ下さい。” というスペシャルプレートでした。
お月さまにみたてたフォアグラのパテを囲んで 10種類の味が1口づつ・・・にワイン
BOTTEGA GLERA
ANTHONY BARTON vintage2006
Belly Dancer miko さん、
DanceGroup Zahra のダンサーの皆さん
美しさから伝わる感動を ありがとうございました!
本当に 踊ることが大好きなんだな~
踊ってる姿が とっても幸せそうにみえて 私たちにもHappyがうつって
本当に神秘的な感動でした。
mikoさんのスタイルはひとつのフュージョンであり
斬新な独自の世界を生み出しているベリーダンス!
最後に“moon river” は
以前にアクテライブをしてくれたcogo さんの曲で踊って下さり
なにか繋がる世界が また広がっていくような・・・ 幸せを感じました。
素敵なベリーダンスをありがとうございました!
最後に
二度とないかもしれない 至福の記念撮影!!
男子チーム 女子チーム みんな嬉しすぎの顔。
松本ピアノ日記⑦
Posted 2010年11月22日
on:いよいよ明日に迫った「松本ピアノお披露目会」。
ここアクテデュースと、このピアノの持ち主さんを繋げてくれた
ピアニストの渡辺公章さん。
今日は最後のリハーサル・・・
当日は渡辺さんが このピアノへの愛情を感じるような
個性を引き出してくれるような演奏で
皆様に 優しい時間を過ごしていただきたいと思います。
ここまでの修復の経過を 渡辺さんと調律師さんのトークを交え
今のこのピアノの 穏やかな音色を お届けできればと思います。
※このピアノのコラムが掲載されたこちらの冊子をお渡ししてますので
ご希望の方はお声掛けください。
そしてもう1つのお知らせ。。。
今週末の松本ピアノは・・・
齋藤卓子さんのピアノと荒井真澄さんの朗読でおおくりする「智恵子抄」
こちらも めったに味わえない世界。。。
去年の秋に初回がひらかれましたが
根強いファンの皆様、そして新しいお客様へ、
今回は「智恵子抄・冬」をおとどけしたいと思います。
ピアノと朗読「智恵子抄」
http://www.youtube.com/watch?v=ZCVkl9PEjH0&feature=related
松本ピアノとシューマン、智恵子抄・・・
独自のコラボレーションによる・・・とてもレアなひととき
お席のご予約をお待ちしております。
アップルパイジャム講座
Posted 2010年11月21日
on:季節の果物を使って ジャム作りを楽しむこの講座、
今月は 「りんごがあれば医者いらず」 といわれるほど 身体にもいいフルーツ、りんごを使って
「アップルパイジャム」を教えていただきました。
ことこと・・・リンゴを煮ていくと もう部屋中がフレッシュな香りに包まれて
幸せ~ 香りのアロマ効果で、ジャム作り、この時間が癒されるのかも。。。
ジャム作りを学んだあとは ジャムを使ったお料理をご試食Time❤
Salzのジャム料理は
「ジャムってこんな使い方もありなんだ~」という新発見が毎回お楽しみ!
ちょっと意外な組み合わせ?と思っても
ジャム使いの アレンジテクを覚えると
ふだんの食卓が ワンランクアップ☆しちゃいますよ。
お料理にあわせたお酒のセレクトもご紹介!
今日も 先生おすすめの 珍しいお酒をいただきながら
「アップルパイジャムを使ったお料理」 に舌鼓をうちました。
~menu~
スペアリブのシードル煮
牡蠣とりんごのグラタン
グラスオポム りんごのガレット
お酒・・・シードル ヴァル・ド・ランス クリュ・ブルトン
アップルラガー
エルディアブロ
ちょっぴり贅沢な 日曜日の午後を・・・ご一緒しましょう。
来月のジャム講座は
12月5日(日) クリスマスを待つ 「ノエルジャム」
ご予約はお早めに~
松本ピアノ日記⑥
Posted 2010年11月19日
on:数日前に戻ってきたピアノの心臓部分、、、
この日は調律師の小田島さんが半日かけて調律を繰り返して下さり、
来週おおくりする「松本ピアノお披露目会」にむけ 準備を進めております。
お披露目、といっても これで修復完了!ということではなく、
このピアノが、この部屋・この環境に馴染んでいくまで 一通りの季節を過ごして貰って・・・
なおして弾いて・・・を繰り返していく感じです。
1つの記念として みんなでこのピアノの今を 見守りつつ、
このピアノに楽しませてもらいましょう。
当日は このピアノにゆかりのある方々も来て下さる予定です。
これから 人間らしいこのピアノと ピアニストと調律師と・・・そしてお客様と。
この場所で 素敵なことが広がっていきそうな気がしませんか?
この流れていく 優しい経過を、ピアノと一緒に過ごしましょう!!
修復を記念して作成した 佐久間直美さんの写真カードセット。。。
こちらは全て手作り、1つ1つナンバリングが入っています。
限定で販売もいたしますので
ご希望の方はご予約をおすすめいたします。
なんと・・・箱の中には 「秘密のおまけ」付き。
(試作を見せてもらった時は、あまりにそのおまけがセツナ可愛くて、笑ってしまいました。)
小さいもの好きには たまらない 小さい宝の小箱です。
23日のお披露目会でご覧いただけますので こちらもお楽しみに。
当日は渡辺公章さんのピアノの演奏、
そしてこのピアノのお医者さんともいえる調律師の小田島さんのお話を伺いましょう。
①13:30~と②16:00~ 若干お席がございます。参加ご希望の方はお電話でお問い合わせください。皆様のお越しをお待ちしております。
うたカフェ・龍笛の調べ
Posted 2010年11月18日
on:今夜のアクテは・・・
扉を開けたら
平安のころに誘われたような、みやびな空間に一転。。。
龍笛奏者の山下進さんをお迎えして
雅楽にふれる「うたカフェ」をおおくりしました。
穏やかでありながら重厚で風情を感じさせる 龍笛(りゅうてき)の音、
皆さんも 神社の祭典や結婚式で耳にしたことはあるのでは?
日本の伝統芸能である雅楽の魅力を
あらためて味わうと、
古典でありながら、何か新しい空気を感じました。
龍笛がシルクロードを伝わって フルートになったというお話をきいてびっくり。
楽器はそれぞれの国に馴染む音やメロディーで
その土地の人にとって一番心地よいものだからこそ、
そこで歴史を定着させることができて 長い間伝わっていくものなのですね。
この魅力を伝えたい!というアツい思いが 山下さんのお話からとても感じました。
小学生のころから 篠笛や和太鼓にふれ、大人たちの真似をしていたという山下さんですが
なんと バンドでGuitarを弾いていたこともあるそう。。。 ちょっぴり意外な一面。。。
そもそも雅楽は「口伝 くでん」といって師匠の演奏を聴いて覚える世界だそうで
上の写真が楽譜にかわるもの。
ひと目みると 謎の暗号文のようですが・・・間の取り方など山下さんのご指導のもと、
みんなで ひざを叩きながらうたってみると・・・
おもっていたより 馴染みやすい音調かも!!
「♪ミ~レ~ミ~」 という この単純な3つ、(神前結婚式できくのもこれですよね)
言われてみれば・・・日本人、無意識に使っているのです!
例えば、♪うしろの正面「だあれ~」 も「 ミ~レ~ミ~」
「あそびましょ~」 「じゃ~あね~」 も このフレーズかも~!!と
日本人が心地よく なんとなく馴染むからこそ
知らずと使われていたのですね!
みんな 「へえ~っ」と頷きながらノートをとっている光景は うたカフェ初!!
こんな のめり込んでしまうお話を幾つかきいていると
2時間があっという間に過ぎてしまい
「もうこんな時間?」
惜しみながらも 「ふるさと」を龍笛と一緒にみんなで唄い
最後に龍笛による「君が代」を演奏してくださいました。
龍笛は場を清める・・・といわれるそうです。
龍は水の神様。 野外で山下さんが龍笛の演奏をされた時、
お天気が瞬間 一転するということがよくあるそうです。
曇っていたのに一時光がさしたり、 晴れていたのにどしゃ降りになったり・・・
「体で感じて心で吹く」という龍笛には
そんな神秘の世界と人間の世界を繋ぐ力があるように思いました。
山下さん、今夜は 心穏やかに、癒される演奏を ありがとうございました。