高村光太郎・連翹忌にて。
Posted on: 2013年4月4日
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【今日は何の日・光太郎】4月4日
昭和31年(1956)の今日、東京青山斎場にて光太郎の葬儀が執り行われました。棺の上には生前の光太郎が愛した連翹の花が一枝。これが「連翹忌」命名の由来となりました。
東京日比谷公園の中に佇む クラシカルな空間 松本楼。
文豪 高村光太郎氏の命日である4月2日に 毎年開かれている「連翹忌」(れんぎょうき)。
高村家ご当主はじめ親族の方々、高村光太郎記念会や保存会、そしてその文学を愛する皆様が会場に集うこの日、光栄なことに 御縁あって保存会様よりお話をいただき、墨画を描かせて頂きました。
ピアニスト齋藤卓子さんが奏でる「月光」「月の光」の中での即興。
真っ白な頭のままで挑み 無心で仕上がる怖さと喜びと・・・毎回冷静に考えるほど・・・ぞっとするものです。
インスピレーションが濁らないためには“考えない”ことを意識的にするしかない!
邪念をすてる修行のようなもの・・・と受け止めますが、
今回は特に そのひとときの間、何かがおりてきて描かされる その役割を代行 代筆していたような、任務が終わって ほっとしたような・・・不思議な安堵です。
こちら「松本楼」の一階にある喫茶には
当時 光太郎と智恵子がデートによく訪れて氷菓(アイスクリーム)を召し上がっていたそう。。。
この日はそんなシーンがよみがえるような雨。
光太郎氏は雨男だった?というエピソードもお話の中にあって、毎年この日は雨とのこと。
公園の緑が潤って 雨音も時空を忘れさせ 当時へ誘っていたように思えます。
連翹忌ブログで写真をアップして頂いています。
http://blogs.yahoo.co.jp/koyama2870041/8770417.html
この度、このような機会をいただき 感謝しています。
タグ: 高村光太郎、蓮翹忌、齋藤卓子


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