・・・筑前琵琶のはじまり
Posted on: 2009年3月22日
雨の日曜日、アクテデュースに琵琶の音色が響きわたりました。まるで平安の頃にタイムスリップしたかのような叙情にあふれ、豊な時間が流れました。私は琵琶の音色を生できくのは今日が2回目。それなのに、とても懐かしい気持ちになります。日本の色であり、空間を当時に引き戻してしまうこのパワーが「伝統」という力なのでしょうか。馴染みがなかった世界なのに、自然と受け入れられるのは、日本人であるからでしょうか。本物の力というか、情熱が伝わってくるのです。奏者から奏者へ時代を超えて伝えられてきたというこのスケールの違い・・・そんな宇宙規模の大きさを感じてしまいます。ひなこ先生は、どんどんやってみて、弾いていって、楽しくなっていった方が覚えるのが早い・・・自然と弾けていってしまい、習得してしまう・・・という教え。先生のこの考え方も素敵です。基本が何年あって初めて楽器にさわれる・・・という進め方をしていては稽古がつまらなくて嫌になってしまう。琵琶って素敵!楽しい!感動!を実感して琵琶の「魅力」にふれたほうが上達が早い・・・弾けたらカッコイイ!!そんな気持ちが大事・・・いっぱい憧れて、出来るようになりたくて自然と練習してた・・・何でもそうやって覚えていった方が幸せ。楽しくて、知らないうちに一生懸命だった・・・そんな上達が一番です。「琵琶の面白さを教えて、伝えていきたい」という雛子先生の情熱が、いっぱい伝わってきます。今日生まれて初めて琵琶に触ったという生徒さん。私も初めて見た三角音符?の楽譜。ドレミ・・・じゃなく「木・火・土・金・水」なんですね!いちいち初めてです。惜しみなく琵琶唄も聴かせてくれてとにかく・・・こんな素敵な先生と巡りあえて幸せですね。初めて琵琶を膝にのせた生徒さん、「なんか、持ってるだけでその気になってきた!かっこいいかも。」と笑ってましたが・・・そう、その気持ちが大事!記念すべき琵琶デビューおめでとうございました!!アクテデュースが時代を超えた琵琶のパワーを浴びてる感じがして、私まで大きなエネルギーを頂きました!!





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