柳生にいってきました!
Posted on: 2009年3月28日
3月の終わり・・・穏やかな陽ざしに恵まれ、柳生和紙工房を訪ね紙すきを体験してきました。
ワークショップ参加者全員・・・紙すき初体験! 楽しかったです・・・
今から約400年前、伊達政宗が福島から柳生に紙すき職人をよんで
技術を伝えたのが始まりだったそうです。
昭和35年頃までは、柳生の町一帯が和紙に関係するお仕事をしていたそうですが、
今では、今回伺った佐藤平治さん・ふみゑさんご夫妻の家1軒となりました。
まず、ふみゑさんの普段のお仕事を拝見して
その無駄のない動きと手際のよさに皆みとれてました。
釜で蒸して皮を剥ぎ乾燥させて和紙になる「白皮(しらかわ)」ができます。
白皮を重曹を入れた釜でゆで水槽に入れて不純物をとり水が綺麗になるまであく抜き・・
機械で白皮をくだいて、繊維だけにします
トロロ葵の根からとれる粘着質が糊のようにねばねばしていて
繊維と繊維をくっつける役割をします。・・・全て自然のものから作っているんですね。
「すき船」という長方形の中で紙液をつくります。
60年の経験はさすがカッコイイ!
繊維+水+トロロアオイの液を絞って
かくはん機でまぜてます。
触ってみるとふわふわでぬるぬるの液体?でした。
初めての感触にわくわく・・・
竹ひごで作った簾をはめ込んだ桁(けた)を両手で持って「流しすき」
今回私たちはこの「流しすき」に挑戦しました。
ハガキサイズから賞状サイズまでやってみました。
見るのとやるのは大きく違う!!ことを実感・・・
これは老舗和菓子屋「賣茶翁」さんの包装紙になるそうです。
佐藤さんは賣茶翁の包装紙を50年近く手がけているとの事。
初代はお店のある支倉からここ柳生まで、自転車で紙を買いにきてくれたというお付き合い・・・
そんな当時のお話を紙をすきながらき伺いました。
光があたるととても芸術的で綺麗でした!
『せっかくだからもう1枚やったら~』と、みんな何枚も作らせてもらい『やった~』とってもおおらかで優しいふみゑさんです。帰り際、『またきなさい』と・・・この前も言ってくれたのを思い出しました。いい言葉だな~と感じつつ、みんな大満足で柳生をあとにしました・・・佐藤平治さん・ふみゑさん、どうもありがとうございました。どう使おうか・・・考え中!参加者の皆さんにゆうこ先生から豆本プレゼント!素敵なサプライズをありがと~!
























コメントを残す