松本ピアノ日記・・・④
Posted on: 2010年9月28日
先月からアクテデュースでの修復作業がはじまった松本ピアノ、
今日も調律師の小田島さんが音の調整をしてくれています。
海の近くからここに引っ越してきて一か月、
空気の乾燥具合や環境の変化になれるには
春夏秋冬 一年を過ごして
やっと 楽器はその場所に馴染んでくれるそうです。
当時の部品のままで
当時の音に蘇ってほしいと 小田島さんは丁寧に仕事を進めてくれています。
先日 河北新報朝刊で
思い出のピアノ スイートトーン
「職人の志伝え 響き再び」
という記事として掲載していただきました。
しばらくたったころ、
ある女性の方から 新聞の記事を読んで・・・と お電話をいただきました。
お話をうかがうと
なんと 松本ピアノ創業者のひ孫 にあたる方で
仙台に松本ピアノが在るなんて驚いて!と感激のお声でした。
私たちも 仙台に松本ピアノのご親族がいたなんて!!と驚きです。
そして 今日、調律が行われるお知らせをしたところ
都合をつけて 訪ねてきて下さいました。
ひいお爺さんのピアノと 運命的なご対面・・・
アクテデュースに このピアノがやってきた巡り合わせは
必要不可欠な人々が次々と現れて
不思議と流れるように事がはこび、
あまりにも できすぎたようなストーリーでしたが
また ひとつ 新しい繋がりが広がり
とても幸せな気持ちです。
音が出るようになり
これから 何度か調整を重ねて
小田島さんに付き添われながら
このピアノが元気に蘇っていく
そんな今の時間も
ピアノは嬉しく思っているように 伝わってきます。



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