街に学び、街を描く。水曜教室
Posted on: 2011年4月13日
今週土曜日にアクテデュースで開催される、小関佳宏さんのギター演奏 『さくらカフェ』 にむけて描いていた墨画の作品が完成し、
掛け軸にするため 表具やさんに行ってきました。
宮城の文化芸術発表の場として主要となっていた公共施設・メディアテイクが災害をうけ、予定されていた毎年恒例の大きな展示会やイベントが中止となりました。
書道展や美術展の中止で 表具やさんの仕事も激減。「被災地の方に比べたらまだまし」と誰もが言うモノの 一か月が過ぎると 間接的被害も こんな風にたくさん耳にします。
石巻や女川、閖上や名取など、沿岸部には 書道家や画家など表装を必要とされるお客様が大変多かったそうです。
いろんな意味で 日常が戻るように、動いて廻っていくようになればいいなと、願っています。
スタッフで悩んだ末、こんな時だからこそ決行する判断をした「さくらカフェ」。
「こんな時、お客さまはきてくれるのか?」と 話ながら、「とにかくやるだけやってみよう」と
半ばダメ元で決行!
と、思ったら 予想していた以上の方にご予約いただき、本当に感謝しています。
余震にも負けず! みんなきてくれるんだ~。。。
小関さんの生ギターと荒井さんの朗読で
穏やかな楽しい時間をご一緒し
とにかく久しぶりに顔をあわせ 安心しましょう!
今回 墨画は「お月さまに桜」を描きました。
「祈り」の気持ちで描かせていただきました。
あわせてご覧いただければ幸いです。
さて、
今日は 柴田治先生の水彩画 水曜日教室が再開。
「街に学び、街を描く水彩画」 あらためて街なみの懐かしさや風景の有難さを痛感するこのタイトルに 今となっては 特別な重みを感じます。
心に残る 思い出の風景が いつまでも消えないように、
大切に記憶に残しておきたいものです。
想いをこめて描いたぶん、作品の意味も生まれて、 あらためて 充実した人生が過ごせそうな気がします。
今日 描いた川沿いのこの風景も、
今は木も倒され もうみることはできませんが、
この画の中で 蘇って いつまでも 懐かしいこの世界に、留まる気がします。



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