春の、空中喫茶室
Posted on: 2011年4月25日
- In: イベント | 墨画 ichinoseki emi | 未分類
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春の空中喫茶室にお集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。
震災後、初めての集う場となったという方が多かった今回の喫茶室。
エレベーターホールからお部屋に入ってくるお顔を見るともう、
「会えてよかった~」
「元気でよかった~」
などなど、歓喜の声・・・を、まっさきに私が出していました。(笑)
ありがたいことにお席は満席となり、お客様どうし初めてお会いする方も、お話をはじめると止まる事なく・・・。
被災という言葉でひとくくりにはできない、それぞれの状況がありました。
お住まい、お勤め先が海の近くで、津波を目の当たりにした方もいらっしゃいました。
皆様それぞれに大変な生活をしていらしたことを思うと、ひとときでも癒しの時間をお過ごしいただきたいと思って開催を決めてよかったとあらためて感じましたし、
そしてなにより、そういった状況下の中でお越ししただいた皆様、ご協力いただいた皆様のおかげでこの時間ができたのだと・・・。
和のお菓子工房「まめいち」さんの季節の和菓子は
・卯月の桜(芽吹きの春を思わせるきれいな緑色のウサギに桜の花びらが一枚。中は丹波大納言の粒あん!)
・桜寒天とバニラアイス(あっさりめのバニラアイスの下の寒天は味はもちろんお色もうす桃の桜色。器の一番下には3日間かけて作ったほくほくの小豆と練乳入り!)
2種類ご用意していただきました。
仲野水美さんの癒しのお茶は3種類です。
・文山包種茶(中国茶)
・八女茶(日本茶)
・さくら紅茶
卯月の桜と文山包種茶、桜寒天とバニラアイスと八女茶、最後は桜の香りが広がる紅茶という内容でお召し上がりいただきました。
日本の春といえばやはり桜。
本日のお品書きも桜づくしの喫茶室。
さらに花をそえていただいたアクテデュースディレクター一関恵美さんの墨画の桜。
この日のために描いてださったとのことを喫茶オープン直前に知って、驚きと嬉しさで言葉が出ませんでした・・・。

まめいちさん、仲野水美さん、一関恵美さん、皆様も場所はそれぞれ違えど仙台にお住まいで震災に遭遇した方々です。
皆様のご尽力に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
そして、さらにサプライズが!
ちょうど一週間前に東京の洋菓子職人「寅印菓子屋」さんからメールが届きました。
仙台にお菓子を送りたいと。
そして23日(土)に届いた沢山のお菓子。
一緒に入っていたお手紙にはこう書いてありました。
「私にできることはこれくらいしかないので送ります。(中略)
ほんの一瞬でもほっとひといきついてついていただけたらうれしいです。」
届いた箱を開けて沢山のお菓子を見て、お手紙を読んで、涙が流れました。
もちろん空中喫茶室のために送っていただいたお菓子ではありませんでしたが、寅印菓子屋さんに今回の喫茶室のことをお伝えして、
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様で分けさせていただくことでお気持ちにそえるのではと思い、ありがたく分けさせていただき、皆様に喜んでいただけました。
寅印菓子屋さん、ありがとうございました。
沢山の皆様にお越しいただき、支えていただき、今回の空中喫茶室が無事に終了しましたこと、心よりお礼申し上げます。
高橋クミ















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