アクテデュース さくらのテーブル
Posted 2020年5月13日
on:去年墨画と詩の絵本を発行して下さった
詩人 山川里子先生より
手描きの原稿が届きました。
ご紹介させていただきます。
「アクテデュース 桜のテーブル」
今年の春、桜の咲く頃に西公園へ行きました。
公園の途中にある歩道橋から南側を見渡すと、
午後の陽ざしがやや傾き、桜色の靄を透かしてそぞろ歩く人達を照らしています。
私はその光景に墨画の一関先生から聞いたお話を思い出していました。
アクテデュースに置かれているテーブルは西公園の桜の木から作られている・・・
西公園再整備により公園の木々が伐採され、
その中には人々が花を賞でた桜の木々も含まれていました。
桜の木は切られ、その後志ある方々の手により家具として蘇ったわけですが、
そこには並々ならぬ熱意・創意工夫そしてご苦労もおありであったと思います。
かつて桜花の下で皆が感じた心楽しさや嬉しさを想像しますと、
そう遠くはないうちに私達がまたアクテデュースでテーブルを囲む機会がやってきますようにと願わずにはいられません。
そして、どうか皆様その時までお健やかにお過ごしください。
2020年5月12日 山川里子
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